2008/8/17 日曜日
【日本でタイ験】『闇の子供たち』~値札のついた命~
【日本でタイ験】担当D-MARKマガジンの田中です。
北京オリンピック盛り上がってます。選手の活躍ももちろん気になるところですが、あれだけ感動的だった開会式でいくつかの“偽装”が発覚しています、中国らしく・・・ちょっとがっかりです。
さて、渋谷シネマライズで公開中の『闇の子供たち』、タイを舞台にした児童売買や臓器密売というアンダーグラウンドを描いた梁石日による長編小説を阪本順治監督が映画化。江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩市などこれ以上ない豪華なキャスト・スタッフが名を連ね、サザン・オールスターズの桑田佳祐がこの映画のために主題歌を書き下ろしたという話題作です。かなりディープな作品にも関わらず映画館には空席が見当たらないほど人が入っているそうです。
僕は先月末にいつもお世話になっているTOKYO FMさん主催の試写会にて一足先に見させて頂きましたが、上映前に行われた阪本順治監督のトークショーからエピソードを少し。
以前に外国の撮影チームがやはり同様のテーマを掲げた映画撮影を試みたことがあったらしいのですが、現地マフィアからの嫌がらせや脅迫などにより身の危険を感じ、撮影途中で断念をせざるを得ない状況になったそうです。当然その情報も入手していた阪本監督は、とにかく短期間で計画的に撮影をして、地元でも撮影情報が漏れないようにという気遣いもあったそうです。実際に役を演じるタイの子供たちに対する気遣いも半端じゃなかったそうです。
間もなく公開を迎える今の心境を問われた阪本監督は、
「ほっとしたっていうのが正直なところです。今はとにかくたくさんの人にこの映画を見てもらいたいだけです。」と、現地撮影の緊張感から解放されて本当にほっとしている感じが印象的でした。
また、撮影現場でのエピソードの質問があると、
「現場では楽しいことは何一つなかったのですが、宮﨑あおいさんが、立ったり座ったりするたびに“よいしょっ!”と言うのが唯一笑えた瞬間でした。」と、この質問のみ少し笑顔を漏らしてくれました。
映画の内容はとにかく重いので、決して楽しんで見られる映画ではありませんが、タイに関わっている日本人としてこの『事実』は知っておかなければならないことだと思いました。 ラストでかかる主題歌の歌詞がジーンときます。
この映画はタイで公開されることはまずないかな、、と思っていましたが、どうやら来月9月23日~30日に開催される『バンコク国際映画祭2008』に出品されるようです。
©2008 映画「闇の子供たち」製作委員会
http://www.yami-kodomo.jp/









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